usaginekoのブログ

子供がいない結婚生活

義母の一周忌まで 人が死んだら本性がわかる5

私は、喪服の用意等をしていた。父が自分の兄弟達(8人兄弟)に電話して、近くに住んでる親戚がみんな香典を朝早く持ってきてくれた。母もお金をおろして、たくさんのお金と、母の兄弟(7人)の香典を自分のお金で、出してくれた。妹は仕事に行っていたので、それも出してくれた。

母と買い物に行き、葬式で履く靴と、北海道は寒いので、温かい下着や靴下等買って、バス停まで、送ってもらった。バスに乗って空港まで行き、飛行機を待っていたが、雪の為、遅れていた。辛い気持ちで、北海道に行くのは、初めてだったので、泣くのを我慢出来ずにずっと下を向いたままでいた。

飛行機に乗り、空港に着いたら、電車に乗り、目的の駅に着いたので、旦那に電話した。電話越しにおじたちの笑いが聞こえたので、平静を装っているのか、かなしくないのか、余裕があるなと思った。駅に旦那とおじさんが迎えに来てくれた。途中、お腹が空いたからと、おじがコンビニに寄ったが、こんな時に、食欲あるなと思った。

旦那は、義母が姉夫婦に迷惑をかけたことを気にしていたので、その時は、どのくらい迷惑をかけたのか知らなかったが、20万円渡すかと、私と相談したが、結局、旦那は、自分のお金から、30万円渡した。義母がまだ意識があった時に、その事を伝えると、安心していたと言っていった。本当には、多分、おばは、受け取らないだろうけど、と旦那は、言っていたが、迷わず受けとったらしい(笑)。一回、病院に、義母の病状を聞きに行ったことと、3日に具合が悪かったので、病院に連れて行ってもらったことと、旦那を空港に迎えに行ってもらったことだけだったとあとでわかって、30万円は、渡しすぎたかなと思った。

            つづく

義母の一周忌まで 人が死んだら本性がわかる4

5日の早朝に、旦那は、飛行機に乗って、北海道に行った。新千歳空港に、おば夫婦が迎えに来てくれたみたいで、早く病院に着いた。旦那から電話があり、義母と話をした。義母は、一人息子に会えて、凄く嬉しそうだった。電話越しに、よく一人で飛行機に乗れたねーと、旦那に言っていたが、私が、チケット予約して、荷物用意して、車で送って、チェックインから、全てやって、最後まで、見届けたんだよーって、言ったが、聞いていなかった(笑)。義母は、旦那のおば夫婦(義母の姉夫婦)に迷惑かけたことと、急に体調悪くしたことを気にしていた。

私は、その日、早くやらなければならない仕事(自営業)をしていたが、義母の事が気になっていた。お医者さんと話をして、あと1ヶ月位だと言われたと旦那から、電話があった。旦那が、1週間、北海道にいて、そのあと、私が北海道に行って、看病するというようなことを電話で旦那と話した。私は、とりあえず、仕事を急ぎ、私の母や妹にその事を話した。私の母は、旦那が北海道行く前に、親孝行してきなと、お金をくれていた。

旦那とおば夫婦は、夕方、じーちゃんち(旦那の実家)に行って、夕飯を食べて、旦那は一人で病院に付き添う為、夕飯が終わったら、病院に戻った。その時に、義母は、トイレに行ったり、お風呂に入ってたりしたので(付き添う為、個室を取った)、旦那は外で時間を潰していた。

夜に、人工呼吸器をつけたと、電話があった。そんな状態で、一ヶ月持つの?と疑問に思った。夜中にまた、電話があり、もうダメだと、旦那が泣いていた。私は、母に電話して、チケットを取り、寝ないで、準備をした。結局、義母は、朝4時に息を引きとった。余命一ヶ月ではなく、一日も持たなかった。 

               つづく

義母の一周忌まで 人が死んだら本性がわかる3

1月3日に、義母が再入院し、旦那のおじから、義母が余命宣告をされていると電話があった。それから、私達は、ほとんど、寝ることが出来なかった。次の日、旦那は、会社に行って、母が余命宣告されているから、休みを取っていいかときいてきた。5日から休むことになり、朝一の飛行機のチケットを予約した。私は、数日後に、用事があったから、用事が終わってから、行くことにした。

4日の夕方、私は仕事帰りにガソリンスタンドに寄った。年末にオイル交換していなかったので、オイル交換をした。明日、朝、きちんと旦那を空港に送らないといけないと思っていたので、いつもと同じ判断が出来ず、バッテリー交換やその他、何だか忘れたが、新春キャンペーンで安いからと言われて、交換することになった(笑)。待っている間に、義母から、わ、とだけのメールが届いた。義母は、元々、メールを打つのが苦手で、タイトルのところに、本文を書いて、始めの方しか、話がわからない等、ちんぷんかんぷんなメールがほとんどだったので、いつものことと、体調が悪くて、わ、としか、打てなかったのかな?と思った。私は何が言いたいかわからなかったが、明日から、仕事が休みなので、旦那が北海道に帰ることをメールで送った。すぐに義母から、電話があり、急に体調が悪くなって、ごめんねと言っていた。私は、そんな事は、気にしなくていいから、早く体調戻して下さいねと言った。義母自身は余命宣告をされていると知らないので、息子が来たら、びっくりするので、仕事を休んだのではなく、休みだと言った。

やはり、ほとんど寝ることが出来ず、5日の朝3時過ぎに家を出て、旦那を空港に送った。最後まで見送って、家に戻った。

             つづく