パパが大腸がんと診断されて、手術するかしないか、先生と話し合いした。

ママが手術しないと決めた。初期の癌で、今、やっと、リハビリして歩けるようになったのに、前みたいに手術失敗して、何ヵ月も入院するはめになったら、また、寝たきりになってしまうから。

透析していると、出血がとまりにくく、失敗する確率は、普通の人なら、数パーセントだが、パパは、少し失敗する確率が高い。パパはママより大分歳上で、今、72歳。糖尿病では、ないので、一緒に透析をしていた患者の方が亡くなっていく中、パパは一番古いかもしれない。13年間、透析をしている。あと、どのくらい生きれるかわからないが、多分、そんなに長生きは出来ないだろう。癌で死ぬのか、透析の合併症で死ぬのか、どのみち、大して変わらないだろう。旦那さんや、妹は、手術しないことにびっくりしていたが、ママの気持ちはわかるので、私は、賛成する。必ず人は死ぬ。しょうがない。